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ナムジ ~日本神話を大胆な仮説の下で描いた漫画

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大学時代の友人がブログで紹介していたので、早速買い求めて読んでみた。

ナムジ―大国主/安彦良和

記紀に描かれているナムジ=大国主を2世紀後半の日本に実在した人物として、大胆な仮説や創作を加えながらその半生を描いた歴史作品

日本の古代史として明らかになっていない時代を、独自の解釈を加えて漫画とした野心作。「大黒様」として知られる大国主(=ナムジ)を主人公に、スサノオや卑弥呼等の有名人を、出雲や九州を舞台に描く、壮大な物語となっている。紹介してくれた友人もコメントしているが、よく漫画にしたなあと感心するし、他の古代史解釈が頭に入らなくなるぐらいに引き込まれる。スサノオをカグツチと同一視し、母イザナミを死に追いやった人物としたり、因幡の白兎をイセポ(アイヌ語でウサギ)という架空の人物として登場させたりするなど、ある程度の神話の知識があると、なお面白く感じると思う。第二部の『神武』も早速注文したい!!

My rating: 4.5 stars
****1/2

・・・なお、安彦良和をご存じない方に簡単に紹介しておくと、手塚治虫の虫プロ出身で、『機動戦士ガンダム』の絵を担当するなどで有名となった漫画家・アニメーターです。その後、『 虹色のトロツキー』や『 王道の狗』など、日本史を独自の解釈と創作を組み入れて描くことで独自の境地を築いた稀有な才人です。北海道出身で、現在は神戸芸術工科大学の教授(メディア表現学科)をされているというのも、個人的にはツボです。


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