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GoogleとMicrosoftの意図を推し量ってみる (その1)

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一昨日のGoogle Chrome OSについてのエントリ以降、自分なりにネット上での言説や情報を集めて考えてみました。

◇事実から読み取れる3ポイント

まずは基本情報として、Google公式ブログでの発表に加えて、世界四季報さんのこのエントリや、Takumaさんのこのエントリが参考になります。

これらの情報の中で自分なりにポイントだと思うのは、以下の3点。

1.明らかにWindowsを意識

しかし、ブラウザを走らせるオペレーティング・システムは、ウェブのない時代に設計されたもの<です。そこで本日、Google は Google Chrome を拡張させたプロジェクト -- Google Chrome オペレーティング・システムを発表いたします。これはオペレーティング・システムがどのような形であるべきかを再考する試みです。(Google公式ブログより、赤字は筆者)

⇒つまり、Windows OSは設計思想が古く、時代遅れだから、Googleがウェブ時代に最適な新OSを出すぜ、と言っているに等しい。(当然、Microsoftは反論があるだろうが・・・)

2.「Google=無料で高機能」のブランドイメージを維持

  • [利用料金] 無料 →オープンソースプロジェクトで、無料で提供される。
  • [言語/技術概要] Linux →Linuxをベースとした軽量オープンソースOS。多くの時間をウェブに費やしている人々に向けて開発されている。
  • [対象ハード] ネットブック →公式ブログ>FAQ発表サポート企業:AcerASUSAdobe、Freescale、Hewlett-Packard(HP)、Lenovo、QUALCOMM、Texas Instruments(TI) (※企業の中にDellの名前がないのも注目されている。) →米CNET News予想サポート企業: ASUS・Lenovo
  • [公開予定] 09年中にソースコードを公開 →2010年後半には搭載ネットブックが市場に登場する見込みだとしている。 (Takumaさんブログのまとめエントリより、赤字は筆者)

⇒ウェブ時代に最適な新OSを出すと言っても、実際はLinuxをベースにしているため、全く新しいわけではない。しかし、そこは独自ブラウザ”Chrome”と同じ名前を使うことで、うまく見せていると思う。また、もともと低価格帯のネットブックがさらに安くなるのなら、ユーザは歓迎するだろうし、「無料」イメージも補強される。さらに、無料のオープンソースにして(年内にソースコードも公開して)、個人開発者を巻き込むというのも上手いやり方です。その上、サポート企業として名だたるメーカー(ソフトも)を揃え、「Googleならやってくれるのではないか?」という実現可能性と期待値を高めることにも成功している。(OS分野でMicrosoftに挑んだ過去の企業は、どこもシェア獲得には成功していないが、Googleなら今度こそは・・・という期待が持てる形の発表だったように思う。)

3.ネット広告収入モデルは強化される

マイクロソフトとGoogleの比較
サービス分野 マイクロソフト Google
パソコン用OS Windows クロームOS
携帯電話用OS Windows Mobile アンドロイド
Webブラウザー Internet Explorer Chrome
業務用ソフト Office Docs
ネット検索 Bing Google
収入源 OS 広告
※出所:日本経済新聞(2009年7月9日付) (直接引用元は世界四季報さんのブログエントリ

⇒ネットブックでのWebアクセス用のOSとして開発すると、その結果としてユーザのWebアクセス時間が増えることから、Googleの主たる収入源であるAdwardsの広告収入アップにも繋がることが期待できる。だからこその、無料OSなんだろう。

(その2へ続く)


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